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最後の曲とふたり
前編DVD買ってしまって真面目に見直しています。
|最後の曲とふたり
「最後にやる曲?」
「はい。」
死ぬ前に、です。と
首の後ろで組んだ手で髪を弄りながら付け加えた。
「うーん。」
「先輩、」
そのまま、くたりと首を折り、頭を鎖骨の間に沈め言葉を続ける。
「のだめは、もちろん先輩とのコンチェルトです。曲はやりたい曲ありすぎて、
まだ全然決まらないけど、これから何度も先輩とコンチェルトをやって
もしかしたら、その中で二人で最高の思い出のある曲が出来るかもしれないし。
のだめの最初も最後も先輩です。」
「…最初、違っただろう…」
相づちも無視して勢いづいて言うのだめは、
そのまま顔を上げて、目を見てニッと笑う。
「先輩は?」
「え?」
「先輩は、最後にやる曲、って言われたとき。作曲家が浮かびました?
先輩の好きなベートーヴェン? それとものだめが浮かびました?」
そういうことか、と顔が笑う。
けれども、素直に答えてやるのも癪なので
返事の代わりに、ギュウ、と抱きしめて、そのまま力を入れ続けると
いたい、いたい、死にます。とのだめが背中を叩いて笑う。
目を閉じて一番に浮かんだのは、
ステージにこぼれる光と、指揮台の傍にピアノ。
きっと同じ景色が映った、彼女の目蓋に唇を落とした。
「最後にやる曲?」
「はい。」
死ぬ前に、です。と
首の後ろで組んだ手で髪を弄りながら付け加えた。
「うーん。」
「先輩、」
そのまま、くたりと首を折り、頭を鎖骨の間に沈め言葉を続ける。
「のだめは、もちろん先輩とのコンチェルトです。曲はやりたい曲ありすぎて、
まだ全然決まらないけど、これから何度も先輩とコンチェルトをやって
もしかしたら、その中で二人で最高の思い出のある曲が出来るかもしれないし。
のだめの最初も最後も先輩です。」
「…最初、違っただろう…」
相づちも無視して勢いづいて言うのだめは、
そのまま顔を上げて、目を見てニッと笑う。
「先輩は?」
「え?」
「先輩は、最後にやる曲、って言われたとき。作曲家が浮かびました?
先輩の好きなベートーヴェン? それとものだめが浮かびました?」
そういうことか、と顔が笑う。
けれども、素直に答えてやるのも癪なので
返事の代わりに、ギュウ、と抱きしめて、そのまま力を入れ続けると
いたい、いたい、死にます。とのだめが背中を叩いて笑う。
目を閉じて一番に浮かんだのは、
ステージにこぼれる光と、指揮台の傍にピアノ。
きっと同じ景色が映った、彼女の目蓋に唇を落とした。
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