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暗いところで3秒
少し未来の。
|暗いところで3秒
心臓が、もの凄い早さで動いている気がする。自分だけかと、真横に立つ人を見れば、普段と何ら変わりない面持ちで。目が合うと、いつもみたいに、ん?と首を少し傾けてみせる。
「ドキドキしてるんです。」
「オレもだよ。」
「嘘。先輩は、余裕そう。」
「そんなことないよ?」
照明が落ちていて、彼の表情はぼんやりとしか分からないけれど、どこか清々しくも思えるくらいの、スッとした声で答えるものだから、きっとその顔もいつものように柔らかく笑っているだろうことは容易く想像できる。
反して、いつまでたっても落ち着かない自分の左の胸の奥。先に見える扉からは、ステージへの光がキラキラと溢れている。
「これが初めての舞台って訳じゃあるまいし。」
「先輩とは、初めてです。」
「そりゃそうだけど。」
「先輩、」
心臓の前で、両手を組んで。目蓋を少し強めに、ギュッと。
「先輩、大好きです。今、ソレ言うの?って思ったでしょうけど。
今、言います。のだめ、先輩のこと大好きなんです。
知ってるでしょ? 先輩も。のだめがどんなに、この日を。
夢にまで見た、この日を。緊張しないわけ無いじゃないですか。」
「のだめ。」
目蓋を、ぎゅっと、閉じたまま、ハイ?と。
「そのまま、目、閉じてろ。」
あ、先輩の気配がすぐ傍、といつもの感覚を覚えればすぐに、唇が重なったのが分かって。1、2、3、とゆっくり数えるくらい。短くはないキスに、またいつものように感覚をもっていかれる。
「落ち着いた?」
「…余計、興奮します。」
先輩が、小さくくつくつと笑う。心臓は、さっきよりもゆっくりと落ち着いてはきたけども、腰に添えられた手と重なる手がまた余計に熱い。
まったく、興奮は冷めやらぬばかりで。
心臓が、もの凄い早さで動いている気がする。自分だけかと、真横に立つ人を見れば、普段と何ら変わりない面持ちで。目が合うと、いつもみたいに、ん?と首を少し傾けてみせる。
「ドキドキしてるんです。」
「オレもだよ。」
「嘘。先輩は、余裕そう。」
「そんなことないよ?」
照明が落ちていて、彼の表情はぼんやりとしか分からないけれど、どこか清々しくも思えるくらいの、スッとした声で答えるものだから、きっとその顔もいつものように柔らかく笑っているだろうことは容易く想像できる。
反して、いつまでたっても落ち着かない自分の左の胸の奥。先に見える扉からは、ステージへの光がキラキラと溢れている。
「これが初めての舞台って訳じゃあるまいし。」
「先輩とは、初めてです。」
「そりゃそうだけど。」
「先輩、」
心臓の前で、両手を組んで。目蓋を少し強めに、ギュッと。
「先輩、大好きです。今、ソレ言うの?って思ったでしょうけど。
今、言います。のだめ、先輩のこと大好きなんです。
知ってるでしょ? 先輩も。のだめがどんなに、この日を。
夢にまで見た、この日を。緊張しないわけ無いじゃないですか。」
「のだめ。」
目蓋を、ぎゅっと、閉じたまま、ハイ?と。
「そのまま、目、閉じてろ。」
あ、先輩の気配がすぐ傍、といつもの感覚を覚えればすぐに、唇が重なったのが分かって。1、2、3、とゆっくり数えるくらい。短くはないキスに、またいつものように感覚をもっていかれる。
「落ち着いた?」
「…余計、興奮します。」
先輩が、小さくくつくつと笑う。心臓は、さっきよりもゆっくりと落ち着いてはきたけども、腰に添えられた手と重なる手がまた余計に熱い。
まったく、興奮は冷めやらぬばかりで。
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