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SUNNY・STAGE
未来の話です。ご注意下さい。
私の造語…もういい加減にしろという感じですね。
私の造語…もういい加減にしろという感じですね。
|君のための
「何で千秋はあんなにソワソワしてるわけ?」
彼は楽屋でいつもとは随分と違う様子を見せていて、公演の開始前、顔を見に来た旧友が椅子に浅く腰を掛けた彼女にその訳を訊いた。今日の彼女はブルーのドレスに黒いチュールが覗いている。ふっと、気の抜けた様に笑う彼女は楽屋に置かれたモニタを指した。
「?」
首を傾げてモニタを見つめる彼に、彼女は「分かりますかね?」と付け加える。さて、と考えあぐねていると、椅子から腰を上げてモニタの前にやってきた彼女が一席を指差す。
「あぁ。」
モニタに映る、席にちょこんと腰掛けた男の子は、彼のミニチュアのようだった。
「今日が、初めてなんです。コンサート。」
そう言って、ニコリと笑った。
「で、息子にいいトコ見せようと、緊張してるわけ?」
鏡の前に立つ彼は、コチラのやり取りに気づいて眉間に皺を寄せてじろり、とひと睨み。「そんな訳ないだろ。」そう一言吐いてから、鏡に視線を戻した。その鏡にも映る彼女は苦笑気味に続けた。
「心配なんですって、いい子にしてられるかどうか。隣は征子ママだし、大丈夫ですって言ってるんですけどね?」
「それに、いいトコ見せなきゃいけないのは、お前だよなぁ?」
鏡の上で、視線が交わる。意地悪そうに笑っていう彼に、彼女は頬を膨らませた。いくつ年を重ねても、彼らのやり取りは変わることのない。音を出して吹き出した旧友に、つられて二人も笑ってしまう。
「オレも楽しみだったよ、二人の久しぶりの共演。R☆Sじゃないのが残念だったけどな。まぁ、おかげでオレも客席でゆっくり見させてもらえるしな。さて、」
楽屋のドアに手をかけて、退室する間際、もう一度振り返って二人を見る。
「どうする?演奏終わったら、あいつ、連れてこようか?それとも演奏後は盛り上がっちゃってるから遠慮しといた方がいいか?」
満面の笑顔と揶揄を投げれば、「ふざけんな!お前もさっさと客席戻れ!」目を吊り上げて赤い顔をした彼からの罵声が飛んで、笑いながら逃げる様にドアを閉めた。
二人がステージに上がって、ある一席の方を見つめた後に少し頬を緩ませたことに気がついて、彼もつられてにっこりと微笑んだ。
「何で千秋はあんなにソワソワしてるわけ?」
彼は楽屋でいつもとは随分と違う様子を見せていて、公演の開始前、顔を見に来た旧友が椅子に浅く腰を掛けた彼女にその訳を訊いた。今日の彼女はブルーのドレスに黒いチュールが覗いている。ふっと、気の抜けた様に笑う彼女は楽屋に置かれたモニタを指した。
「?」
首を傾げてモニタを見つめる彼に、彼女は「分かりますかね?」と付け加える。さて、と考えあぐねていると、椅子から腰を上げてモニタの前にやってきた彼女が一席を指差す。
「あぁ。」
モニタに映る、席にちょこんと腰掛けた男の子は、彼のミニチュアのようだった。
「今日が、初めてなんです。コンサート。」
そう言って、ニコリと笑った。
「で、息子にいいトコ見せようと、緊張してるわけ?」
鏡の前に立つ彼は、コチラのやり取りに気づいて眉間に皺を寄せてじろり、とひと睨み。「そんな訳ないだろ。」そう一言吐いてから、鏡に視線を戻した。その鏡にも映る彼女は苦笑気味に続けた。
「心配なんですって、いい子にしてられるかどうか。隣は征子ママだし、大丈夫ですって言ってるんですけどね?」
「それに、いいトコ見せなきゃいけないのは、お前だよなぁ?」
鏡の上で、視線が交わる。意地悪そうに笑っていう彼に、彼女は頬を膨らませた。いくつ年を重ねても、彼らのやり取りは変わることのない。音を出して吹き出した旧友に、つられて二人も笑ってしまう。
「オレも楽しみだったよ、二人の久しぶりの共演。R☆Sじゃないのが残念だったけどな。まぁ、おかげでオレも客席でゆっくり見させてもらえるしな。さて、」
楽屋のドアに手をかけて、退室する間際、もう一度振り返って二人を見る。
「どうする?演奏終わったら、あいつ、連れてこようか?それとも演奏後は盛り上がっちゃってるから遠慮しといた方がいいか?」
満面の笑顔と揶揄を投げれば、「ふざけんな!お前もさっさと客席戻れ!」目を吊り上げて赤い顔をした彼からの罵声が飛んで、笑いながら逃げる様にドアを閉めた。
二人がステージに上がって、ある一席の方を見つめた後に少し頬を緩ませたことに気がついて、彼もつられてにっこりと微笑んだ。
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