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バブルズ
当たり前にいつも一緒にいたらいいのに、という話。

|バブルズ

シャワーも一旦止めて、浴室には髪と泡の擦れる音しかなかった。
彼女はカラダを折って膝を抱え、その音を耳のすぐ傍で聞きながら
目をギュッと瞑り、たまにグッと頭皮を押される彼の指に
ん、と静かに声を漏らすだけだった。

「無心ですね、髪を洗ってる最中の先輩って。」

声をかけられて、ふっと手が止まる。
そう?と返しながらまた項の下から頭頂部にあがるように
親指の腹で支え、側部も丁寧に指を動かしている。

「のだめも、洗ってもらってる最中は無心です。
気持ち良くって。犬になってたら、あっという間。」

彼は口の端を少しあげて、蛇口をひねりシャワーからお湯を出す。
そして、温度を測りながら、ふっと、思う。

「お前、まさか洗ってほしいからって、
わざと風呂入らないんじゃねぇだろうな。」

やや強めの勢いで、シャワーをてっぺんからいきなりかける。

「わっ。そんなことないですよー。」

両手で顔を一度拭って、振り向いた彼女は
真意をはかれないような、歯を見せて、ニッと笑った。

下に向けていたシャワーを、彼女の顔に向けて思い切りかけた。
彼女はいつもの寄生をあげながら、びっくりしながらも
先輩、やめてくださいよ。とケタケタと笑う。

彼は、いつもの仏頂面のまま、バーカ。吐いてシャワーを床に投げる。
背中から腕を回し入れ、そのまま耳に舌を這わす。

「毎日だって洗ってやるよ」

彼の舌にほんの少しの苦み、シャワーはまだ勢い良く流れ出たままだった。

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こちらは、の/だ/め/カン/ター/ビレを扱う二次創作のブログです。もちろん原作、出版社等いっさい関係ありません。

のだ/めだったり、それ以外だったり気の向くままです。気の向くまま描いたり書いたりです。
よろしくお願いします。
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