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未決と既決と即決と
峰は頓珍漢な様で割とちゃんと的を得てると思っています。
|未決と既決と即決と
|A
「心は決まりましたか?」
「は?」
「だからー、のだめと生涯をともにする覚悟ですよぅ。」
「は?」
「なんだ、まだ心決まらないんですか。」
「はぁ、」
「なんですかその顔。」
「いや、別に。お前は何にも分かってないんだろうなぁ。と思って。」
「えぇー?なんですかー?実はのだめに隠れてこっそりサプライズポロポーズ計画してたりするんですかー??」
「…はぁ。」
指輪なんかなくても言葉はどこかでちゃんと用意されているのに。彼は何度目かわからないため息をこれ見よがしに吐き出して鍵盤の上に置かれた左手から目をそらした。
|B
「で、千秋は何で海外行くの渋ってた訳?」
「別に渋ってた訳じゃぁ、」
「結局、のだめですよねー?」
「はぁ?そんな訳ないだろ。」
「じゃぁなんで?」
「…それは、のだめが飛行機を、」
「のだめが飛行機?」
「まぁまぁ、峰君!いいじゃないですか!結局先輩がのだめを一緒に連れていきたかっただけの話ですよ!」
「違う!」
「…まぁいいや。千秋が長いこと海外行かなかったことよりも、今やのだめの言い分がもっともに聞こえることの方が不思議だもんなー。」
パリの空の下。物言いたげに頭に手を組んでふらふらと歩く金髪の友人の後ろで、にんまりと誇らしげな笑顔を作った彼女は嬉しそうに彼の手を取って大きくぶんと振った。
|C
「先輩!さっきエリーゼから聞いたんですけど、今度の公演のピアノ協奏曲って!ピアノがのだめって本当ですか?」
「…エリーゼから聞いたんだったら、本当も何も、そうなんじゃない?」
「ムッキャーー!しかも、今回のピアノのご指名は先輩直々って聞きましたー!」
「…聞いておきながら、全部知ってんじゃねぇか。」
「どうしましょう先輩、のだめ嬉しすぎて一年後なんて待ちきれないです!それに曲は?のだめ、先輩とやりたい曲なんて山ほどありすぎて決められません!あれ、もしかしてもう曲って決まってます?のだめ嬉しすぎて、ちゃんとエリーゼの話最後まで聞かなかった気がします。でもでも先輩からご指名なんてー!一番にのだめを指名してくれたことが嬉しいです―!」
「…でも先輩、ようやくソリスト指名できるようになったんですね?」
いたずらっぽくからかう様に笑いながら、これまで聞いたこともないような奇声を終始紡ぎ彼の首元にぐるぐると腕を巻きつけて跳ねている。不服で迷惑そうな彼の顔もただのポーズで頬はあっけなくほぐれていくし、心の中には彼女と同じようにきちんとリストが準備されている。
|A
「心は決まりましたか?」
「は?」
「だからー、のだめと生涯をともにする覚悟ですよぅ。」
「は?」
「なんだ、まだ心決まらないんですか。」
「はぁ、」
「なんですかその顔。」
「いや、別に。お前は何にも分かってないんだろうなぁ。と思って。」
「えぇー?なんですかー?実はのだめに隠れてこっそりサプライズポロポーズ計画してたりするんですかー??」
「…はぁ。」
指輪なんかなくても言葉はどこかでちゃんと用意されているのに。彼は何度目かわからないため息をこれ見よがしに吐き出して鍵盤の上に置かれた左手から目をそらした。
|B
「で、千秋は何で海外行くの渋ってた訳?」
「別に渋ってた訳じゃぁ、」
「結局、のだめですよねー?」
「はぁ?そんな訳ないだろ。」
「じゃぁなんで?」
「…それは、のだめが飛行機を、」
「のだめが飛行機?」
「まぁまぁ、峰君!いいじゃないですか!結局先輩がのだめを一緒に連れていきたかっただけの話ですよ!」
「違う!」
「…まぁいいや。千秋が長いこと海外行かなかったことよりも、今やのだめの言い分がもっともに聞こえることの方が不思議だもんなー。」
パリの空の下。物言いたげに頭に手を組んでふらふらと歩く金髪の友人の後ろで、にんまりと誇らしげな笑顔を作った彼女は嬉しそうに彼の手を取って大きくぶんと振った。
|C
「先輩!さっきエリーゼから聞いたんですけど、今度の公演のピアノ協奏曲って!ピアノがのだめって本当ですか?」
「…エリーゼから聞いたんだったら、本当も何も、そうなんじゃない?」
「ムッキャーー!しかも、今回のピアノのご指名は先輩直々って聞きましたー!」
「…聞いておきながら、全部知ってんじゃねぇか。」
「どうしましょう先輩、のだめ嬉しすぎて一年後なんて待ちきれないです!それに曲は?のだめ、先輩とやりたい曲なんて山ほどありすぎて決められません!あれ、もしかしてもう曲って決まってます?のだめ嬉しすぎて、ちゃんとエリーゼの話最後まで聞かなかった気がします。でもでも先輩からご指名なんてー!一番にのだめを指名してくれたことが嬉しいです―!」
「…でも先輩、ようやくソリスト指名できるようになったんですね?」
いたずらっぽくからかう様に笑いながら、これまで聞いたこともないような奇声を終始紡ぎ彼の首元にぐるぐると腕を巻きつけて跳ねている。不服で迷惑そうな彼の顔もただのポーズで頬はあっけなくほぐれていくし、心の中には彼女と同じようにきちんとリストが準備されている。
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