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A to Z 4
M〜Qです。
10個切ったー
10個切ったー
M~Q
|Mozart
「先輩、のだめ、今、ものすごくモーツァルトが聞きたい気分です。あ、別に子供が出来たとかじゃあないですよ? 完璧主義の先輩はそんなヘマしないだろうと自分でも分かっているでしょうけど。いえ、のだめは別にそんなヘマがあって、もしも先輩の子供が出来ても全然構わないんですけど。寧ろ毎回徹底しすぎるのもつまんないっていうか。そんなコンドームすら煩わしくなるほど先輩がのだめを求めてくれたら、なんてこともまぁ思ったり思わなかったりとかするんですけどね。」
「で?」
「はい?」
「ふざけんな!
モーツァルトが聞きたいんなら自分で弾け!」
|Name
「ねぇ、どうしてヤスはのだめのこと、メグミって呼ぶの?」
「何でそれをオレに聞くんだ?」
だってぇ、と彼女はきまり悪い様に少し赤くなってみせて、エプロンを掛けた彼の背中に言った。彼女を前に、彼の昔の恋愛感情を持ち出すなんてことは憚られて、いったん手を止め、少し考える。
「いい名前、だからかな?」
「メグミ?」
鍋の中ではグラグラとお湯が沸き、彼に促されてテーブルの上のパスタを手渡しながら訊ねた。うん、なんて鍋に塩を投げながら彼は気の入らない返事。
「どういう意味なの?」
パスタを鍋の縁にそって、ぐるり。きれいに放射線を描いて鍋に入れながら、うーん、と答えを探す。
「ギフトとか、プレゼントとか。そんな感じかな?」
「へぇ、素敵ね!のだめったら。そんな素敵な名前だったのね。」
はじめは、少し嫉妬混じりに聞いていたようだったが、パッと顔を明るくして言った。ころころと表情を変える彼女を見て、彼も穏やかに笑っていたけれど。
「のだめにヤキモチ?」なんて意地悪く聞いてやる。
彼女が赤くなるのでくつくつと笑う。彼女は悔しそうに見上げていたが、負けじと思いついて余裕の笑みを浮かべて。
「そんな素敵な名前なのに、チアキはメグミって呼ばないの? あ、夜限定?」
先ほどの彼女よりあっという間に赤くなった彼に、「図星ね!」と彼女は高らかに笑った。
|Orchestra
「夢です。」
「夢なの?」
「むぅ。じゃぁ、いつかの予定です。」
「エリーゼから聞いてないの?」
「…本当に?」
「さぁ? 予定は未定、かもなぁ。」
「むきー!先輩の意地悪! 本当は?」
「夢じゃないよ。」
「…!」
先輩と、初めてオーケストラで繋がる。
|Piano
窓から差し込む光に、素直に目が覚めて隣を見やれば、
珍しくまだ夢の中だったので、そっと、そっと、ピアノの前へ。
普段よりずっと優しく丁寧に鍵盤を触るのは
さっきの寝顔が余りに愛しく思えたせいだと分かっている。
最後の一音を弾き終えて、
先輩の気配に気づいて顔を上げれば
「今弾いてたの、もう一回。」
起き抜けの優しすぎる声に、なんだか堪らなく
幸せすぎて泣きそうになったんです。
|Q & A
「問題です!
今、のだめが考えてることは何でしょう?」
時計を見れば八時過ぎ。少し遅くなって事務所から帰宅すると、部屋には既に灯りがついていて、待ってましたと言わんばかりに玄関を開けるなり、この発言。
「…メシ?」
ジャケットを脱ぎながら、ため息と一緒に答えてやる。
「ぶっぶー。違います。確かにお腹も減ってますが。」
夕飯ではないのなら、急いで支度をすることもないか、とシャワーでも浴びようとバスルームへと向かう。
「もぉ、考えて下さいよう!」
彼女は腰に巻き付いたまま、ずるずるとひっついてやってくる。邪魔、一言足してシャツを脱ごうと手をかけながら彼女を見れば、先にシャワーを浴びていたのか、少し濡れた髪と、薄手のルームウェア。胸元まで寄せられた顔、頬と唇は桃色だ。シャワーを浴びる前だというのに、体温が上がってゆくのを感じる。
「先輩?答えて下さい?」
「あー、オレのことじゃない?」
何か言いかけた唇だったが、それを正解にすればいいと、半ば強引に塞いでやった。
|Mozart
「先輩、のだめ、今、ものすごくモーツァルトが聞きたい気分です。あ、別に子供が出来たとかじゃあないですよ? 完璧主義の先輩はそんなヘマしないだろうと自分でも分かっているでしょうけど。いえ、のだめは別にそんなヘマがあって、もしも先輩の子供が出来ても全然構わないんですけど。寧ろ毎回徹底しすぎるのもつまんないっていうか。そんなコンドームすら煩わしくなるほど先輩がのだめを求めてくれたら、なんてこともまぁ思ったり思わなかったりとかするんですけどね。」
「で?」
「はい?」
「ふざけんな!
モーツァルトが聞きたいんなら自分で弾け!」
|Name
「ねぇ、どうしてヤスはのだめのこと、メグミって呼ぶの?」
「何でそれをオレに聞くんだ?」
だってぇ、と彼女はきまり悪い様に少し赤くなってみせて、エプロンを掛けた彼の背中に言った。彼女を前に、彼の昔の恋愛感情を持ち出すなんてことは憚られて、いったん手を止め、少し考える。
「いい名前、だからかな?」
「メグミ?」
鍋の中ではグラグラとお湯が沸き、彼に促されてテーブルの上のパスタを手渡しながら訊ねた。うん、なんて鍋に塩を投げながら彼は気の入らない返事。
「どういう意味なの?」
パスタを鍋の縁にそって、ぐるり。きれいに放射線を描いて鍋に入れながら、うーん、と答えを探す。
「ギフトとか、プレゼントとか。そんな感じかな?」
「へぇ、素敵ね!のだめったら。そんな素敵な名前だったのね。」
はじめは、少し嫉妬混じりに聞いていたようだったが、パッと顔を明るくして言った。ころころと表情を変える彼女を見て、彼も穏やかに笑っていたけれど。
「のだめにヤキモチ?」なんて意地悪く聞いてやる。
彼女が赤くなるのでくつくつと笑う。彼女は悔しそうに見上げていたが、負けじと思いついて余裕の笑みを浮かべて。
「そんな素敵な名前なのに、チアキはメグミって呼ばないの? あ、夜限定?」
先ほどの彼女よりあっという間に赤くなった彼に、「図星ね!」と彼女は高らかに笑った。
|Orchestra
「夢です。」
「夢なの?」
「むぅ。じゃぁ、いつかの予定です。」
「エリーゼから聞いてないの?」
「…本当に?」
「さぁ? 予定は未定、かもなぁ。」
「むきー!先輩の意地悪! 本当は?」
「夢じゃないよ。」
「…!」
先輩と、初めてオーケストラで繋がる。
|Piano
窓から差し込む光に、素直に目が覚めて隣を見やれば、
珍しくまだ夢の中だったので、そっと、そっと、ピアノの前へ。
普段よりずっと優しく丁寧に鍵盤を触るのは
さっきの寝顔が余りに愛しく思えたせいだと分かっている。
最後の一音を弾き終えて、
先輩の気配に気づいて顔を上げれば
「今弾いてたの、もう一回。」
起き抜けの優しすぎる声に、なんだか堪らなく
幸せすぎて泣きそうになったんです。
|Q & A
「問題です!
今、のだめが考えてることは何でしょう?」
時計を見れば八時過ぎ。少し遅くなって事務所から帰宅すると、部屋には既に灯りがついていて、待ってましたと言わんばかりに玄関を開けるなり、この発言。
「…メシ?」
ジャケットを脱ぎながら、ため息と一緒に答えてやる。
「ぶっぶー。違います。確かにお腹も減ってますが。」
夕飯ではないのなら、急いで支度をすることもないか、とシャワーでも浴びようとバスルームへと向かう。
「もぉ、考えて下さいよう!」
彼女は腰に巻き付いたまま、ずるずるとひっついてやってくる。邪魔、一言足してシャツを脱ごうと手をかけながら彼女を見れば、先にシャワーを浴びていたのか、少し濡れた髪と、薄手のルームウェア。胸元まで寄せられた顔、頬と唇は桃色だ。シャワーを浴びる前だというのに、体温が上がってゆくのを感じる。
「先輩?答えて下さい?」
「あー、オレのことじゃない?」
何か言いかけた唇だったが、それを正解にすればいいと、半ば強引に塞いでやった。
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