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Merry! Merry!!
クリスマスですね!
私は風邪ひいてえらいことになりました…。
どうぞ皆様は素敵なクリスマスであります様…(今さらですね…)
ちょっとしたクリスマス話をひとつ。
色々おかしいな、とか思ったら熱のせいだと思ってくださいー。

|Merry! Merry!!

空気も凍る、小さく白がちらつく帰り道に、二人。お互いコートのポケットに深く手を入れこんで肩を気持ち上げて襟に埋る様に。彼女が横を歩く彼に顔も上げずに声をかける。不機嫌そうなトーンで。
「ノエルの恋人たちと言ったら何するか、知ってますか?」
「さぁ?美味いメシ食ったり?」
彼も彼女と同じトーンで返す。
「そうですね、それでキスしたり二人でやらしいことしたり、あ、そんなのいつも先輩とやってることと大して変わりませんね?」
「…なんだよ。そしてオレを何だと思ってるんだ。」
ピタリ、足を止めて彼女を見やる彼に、彼女の足も止まる。表情を変えないまま。別に。と口にしてから、ふいと顔を逸らして先を歩く。


後ろでは、彼が夜道に白いため息を一つ。
「悪かったよ。仕事入れて。連絡もせず。」
少し足早に、彼女に追いついて。彼女の左手をぐいとポケットから引き抜いて。わ、と驚く彼女に構わず自分のコートのポケットへ。顔を見れば、怒ったような、困ったような。
「お前がそんなにノエルを楽しみにしてると思わなかったし。ほら、お前。正月とかの方が好きそうじゃん、メシいっぱい食えるからって。」
「バカにしてんですか!」
目を吊り上げて言う彼女の頬が、上気して赤く染まっている。いつものように、彼の15cm下で反論する彼女に、彼は微笑んでからポケットの中の手をギュッと握る。合図の様に、もう。と大人しく目を伏せる彼女に、余計に微笑んで。二人、止めていた足を歩ませ家路へと向かう。

「ほら、呪文料理は無理だけど、さっさと美味いメシ作ってやるよ。とっておきのワインも特別にあけてやる。それから?キスしてやらしいことするんだろ?」

彼女から反論する言葉は出ない。その代わり、繋いだ手は熱い。




「…先輩。それで、プレゼントは?」
くたり、ベッドに横たわって彼女が虚ろな目で彼を追う。
「…やらしいこと、終わったらソレかよ。」
怪訝な顔で彼女を見返せば、ふふ、と冗談めいた笑みをこぼしている。彼女のゆっくりと下りてゆく目蓋に唇を落とされて。「明日な、」と半分の意識の中で彼の声を貰う。閉じられたカーテンの向こう、うっすら積もった雪が深夜に柔らかい明かりを作っていた。

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こちらは、の/だ/め/カン/ター/ビレを扱う二次創作のブログです。もちろん原作、出版社等いっさい関係ありません。

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