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9月10日
今さら?
イベントものに頓着しない性格なだけです。ワタシが。
けど、二週間遅れてとこが微妙ですね。
イベントものに頓着しない性格なだけです。ワタシが。
けど、二週間遅れてとこが微妙ですね。
|ドドレドファミ
今度の週末。その約束は美味しいディナーと閉店間際のパティスリーでケーキのお土産付きで過分に甘やかされ果たされたものだった、とその日の終わりに思った。帰り道に立ち寄った公園で腰かけたベンチで足をぶらつかせているところで彼女は怪訝に問う。
「今日の先輩、おかしいですよ?何かあったんですか?」
「は?」
「優しすぎるっていうか、何か悪いものでも食べたんですか?でも最近のだめご飯作ってないからそんなことないですよね。じゃぁ何か悪いことしたとか?それとものだめが何かしましたか?」
「…はぁ。お前本気で言ってる?」
不安と不思議を織り交ぜた表情で答えにたどり着きそうも無い。そんな彼女の膝の上のパティスリーの白い箱をじとりと眺めてから、呆れた様にため息を夜空に吐いた。
「まぁ、いいや。帰るぞ。」
腰を上げた彼に、間抜けな声を彼女はひとつ足してついてゆく。
「ヴァイオリンとピアノ、どっちがいい?お前の好きな曲弾いてやる。」
「先輩?本当にどうかしちゃったんですか!?」
ぐいと取られた右手。ややきつめに握られた手に顔色を伺う様に覗き込むけれど、特に不機嫌も見当たらず、寧ろどこか頬が綻んでいる様にも見える。益々の不思議を抱えて彼女は言葉少なに彼の後ろをついて歩いた。
部屋についてパティスリーの箱を開けたところで彼女の謎は解ける。チョコレートのBon Anniversaire!の文字に、彼女は小さく声を零した。
「…先輩。のだめ、今日お誕生日でした。」
「へぇ、そうだったの?」
ふざけて白々しく言ってみせる様子に、小さな箱を抱えたまま思わずふき出した。
「だから先輩、優しかったんですねぇ。レストランでたくさん頼んでも怒らないし。ケーキ買ってくれるし。ピアノもヴァイオリンも弾いてくれるなんて。いつもの先輩じゃ考えられないくらいの出血大サービスです。」
「…オレはいつも優しいけど?」
隠す気もなく彼はムッとしてみせるので、困った様に目を細めた。
両手の箱は丁寧に奪われて、彼の胸元に引き寄せられる。
「リクエストは?」
「さっきまでは、違う曲だったんですけど。」
彼女はくすりと笑う。もうHappy Birthday to Youしか浮かばなかったからだ。
今度の週末。その約束は美味しいディナーと閉店間際のパティスリーでケーキのお土産付きで過分に甘やかされ果たされたものだった、とその日の終わりに思った。帰り道に立ち寄った公園で腰かけたベンチで足をぶらつかせているところで彼女は怪訝に問う。
「今日の先輩、おかしいですよ?何かあったんですか?」
「は?」
「優しすぎるっていうか、何か悪いものでも食べたんですか?でも最近のだめご飯作ってないからそんなことないですよね。じゃぁ何か悪いことしたとか?それとものだめが何かしましたか?」
「…はぁ。お前本気で言ってる?」
不安と不思議を織り交ぜた表情で答えにたどり着きそうも無い。そんな彼女の膝の上のパティスリーの白い箱をじとりと眺めてから、呆れた様にため息を夜空に吐いた。
「まぁ、いいや。帰るぞ。」
腰を上げた彼に、間抜けな声を彼女はひとつ足してついてゆく。
「ヴァイオリンとピアノ、どっちがいい?お前の好きな曲弾いてやる。」
「先輩?本当にどうかしちゃったんですか!?」
ぐいと取られた右手。ややきつめに握られた手に顔色を伺う様に覗き込むけれど、特に不機嫌も見当たらず、寧ろどこか頬が綻んでいる様にも見える。益々の不思議を抱えて彼女は言葉少なに彼の後ろをついて歩いた。
部屋についてパティスリーの箱を開けたところで彼女の謎は解ける。チョコレートのBon Anniversaire!の文字に、彼女は小さく声を零した。
「…先輩。のだめ、今日お誕生日でした。」
「へぇ、そうだったの?」
ふざけて白々しく言ってみせる様子に、小さな箱を抱えたまま思わずふき出した。
「だから先輩、優しかったんですねぇ。レストランでたくさん頼んでも怒らないし。ケーキ買ってくれるし。ピアノもヴァイオリンも弾いてくれるなんて。いつもの先輩じゃ考えられないくらいの出血大サービスです。」
「…オレはいつも優しいけど?」
隠す気もなく彼はムッとしてみせるので、困った様に目を細めた。
両手の箱は丁寧に奪われて、彼の胸元に引き寄せられる。
「リクエストは?」
「さっきまでは、違う曲だったんですけど。」
彼女はくすりと笑う。もうHappy Birthday to Youしか浮かばなかったからだ。
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