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陸の上の熱帯魚
あれ… 妙に変態的な文体になりました。なぜって、
まぁ、全部私のせいです。先に謝ります。すみません。

|おか の うえ の ねったいぎょ

「せんぱい、」
「窒息します、」
「死にそうです、」

唇と唇の合間でそう言ってみるが、目に映る彼は聞く耳なんて持ってはいない様子で、1センチ唇が離れるのを3秒と許さない。目が合う距離になって、聞いてくれるのかと思いきや、またすぐに啄まれる様に唇と舌を食べられる。紅潮した頬と潤んだ目をもって「聞いてます?」と精一杯に訊ねると、「いいや。」と素直に否定された。
その様子に、むぅ、と拗ねた様に下を向いた彼女に「息、できない?」額を合わせてくぐもった声で彼が問う。返事の代わりに顔を上げれば、何だか意地の悪い笑みを浮かべられて。「息の仕方、教えて下さい。」素直にそう言ってみても、ただ笑うだけで返事は無い。そして再び塞がれる唇。

「窒息しそうで、」
「死にそうな顔も、」
「いいなぁ、って、」

彼女が息継ぎさえままならない間にも、彼は余裕で言葉を連ねる。重なる言葉に高まる熱。酸素が足りないだけでなく、朦朧と溶かされてゆく神経に、観念したように思考を手放す。

「せんぱい、も、ムリ。」
「うん。」

腰から救い上げる様に支えた手に力が込められる。さぁこれから、どんな風に優しく殺してさしあげようかと、全く幸せそうに笑う彼は額に小さなキスを一つ落としてから、
「何か言いたいこと、ある?」
まるでこれからの行為に何も言わせないとでも言う様な聞き方。彼女の方も、そんな彼の強引な猶予に全てを察している。さっきとは打って変わって額に優しく落とされた唇をなぞってから、首元に回した腕を思い切り引いて耳元にぐっと寄る。

「もっと。」

彼女の湿度の高い小さな声に、彼は「上出来。」と満足そうに笑ってから、ひらひらと揺れるワンピースの裾の下の絡まった足をつい、と撫でた。


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こちらは、の/だ/め/カン/ター/ビレを扱う二次創作のブログです。もちろん原作、出版社等いっさい関係ありません。

のだ/めだったり、それ以外だったり気の向くままです。気の向くまま描いたり書いたりです。
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