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西の空は赤
何だか全てがうまく行かず家出したい感じです。
kissはのだめが掲載されてなくても読んでいます。
久々に漫画喫茶に行きました。読みたいものは
いつもあるのに割とうまく探せません。
大奥とのだめ後編DVDを楽しみに生きています。
(ざっくり近況でした。)
kissはのだめが掲載されてなくても読んでいます。
久々に漫画喫茶に行きました。読みたいものは
いつもあるのに割とうまく探せません。
大奥とのだめ後編DVDを楽しみに生きています。
(ざっくり近況でした。)
|西の空は赤
足取りは軽やか。彼に言わせれば滅茶苦茶だろうけれども、踊っているような、まるでステップ。彼の2m程先を、栗色の髪がヒョコリと揺れるのとワンピースの裾が同じリズムで揺れる。後ろをついてゆく彼は「前見て歩けよ。」いつもの台詞を吐きながら、彼女の髪や裾や足音を目と耳で追いかける。
「あ、先輩。」
長い階段を上りきる手前、いきなり立ち止まり振り向いた彼女。驚いた彼は脇の手すりに手をかけたと同時、「いきなり止まるな!」いつもの様に咎める言葉も忘れない。
「だって、ほら。…きれいですよ。」
彼女が指差す方を振り返れば、見晴らしの良い丘の上からは、丁度日の沈む手前。半熟色の太陽が空と街の境界線に滲んでいる。まだ指を指したままの彼女の顔を見れば、静かに笑って、瞳にオレンジが光る。目をそらせなかったのは、きっと階段一つ分のせいで。いつもの身長差がなく、ちょうど同じ高さで目と目が合う。
「先輩?」
言葉が出ない彼を訝しむ様に首を少し傾げた後、閃いて、にこり。
「のだめのほうが、キレイだって思ったんでしょー?」
「…!
言い返そうと彼の唇が動くより先に、彼女が彼の唇を掠め取る。それからまた、にこり。得意げな彼女は、
「キスしたいな〜って、顔に書いてありましたよ?」
「!」
階段を上りきって、軽やかに先をゆく彼女に追いついて、頭をぐしゃり。
「バーカ。調子に乗んなよ。」
悔しいけれども、否定の言葉も続かず。夕日のせいではない頬の赤さを見られまいと、彼女の手を取って彼は足早に先を歩いた。
足取りは軽やか。彼に言わせれば滅茶苦茶だろうけれども、踊っているような、まるでステップ。彼の2m程先を、栗色の髪がヒョコリと揺れるのとワンピースの裾が同じリズムで揺れる。後ろをついてゆく彼は「前見て歩けよ。」いつもの台詞を吐きながら、彼女の髪や裾や足音を目と耳で追いかける。
「あ、先輩。」
長い階段を上りきる手前、いきなり立ち止まり振り向いた彼女。驚いた彼は脇の手すりに手をかけたと同時、「いきなり止まるな!」いつもの様に咎める言葉も忘れない。
「だって、ほら。…きれいですよ。」
彼女が指差す方を振り返れば、見晴らしの良い丘の上からは、丁度日の沈む手前。半熟色の太陽が空と街の境界線に滲んでいる。まだ指を指したままの彼女の顔を見れば、静かに笑って、瞳にオレンジが光る。目をそらせなかったのは、きっと階段一つ分のせいで。いつもの身長差がなく、ちょうど同じ高さで目と目が合う。
「先輩?」
言葉が出ない彼を訝しむ様に首を少し傾げた後、閃いて、にこり。
「のだめのほうが、キレイだって思ったんでしょー?」
「…!
言い返そうと彼の唇が動くより先に、彼女が彼の唇を掠め取る。それからまた、にこり。得意げな彼女は、
「キスしたいな〜って、顔に書いてありましたよ?」
「!」
階段を上りきって、軽やかに先をゆく彼女に追いついて、頭をぐしゃり。
「バーカ。調子に乗んなよ。」
悔しいけれども、否定の言葉も続かず。夕日のせいではない頬の赤さを見られまいと、彼女の手を取って彼は足早に先を歩いた。
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