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友と春は白く
|友と春は白く
「何だか信じられねぇけど、やっぱりずっとお前らはこうなるって信じてたと思うんだよな!おめでとうのだめ!」
「…峰君!!」
純白に包まれた彼女が新郎ではない男性と、それは睦まじく涙ながらにひしと抱き合う様をお互いのパートナーは呆れもせず平然と見やっていた。
「龍、千秋君居るんだからソレくらいにしといたら?」
「おぉ、悪いな千秋。人妻だもんな!」
妻じゃないし、とボソリといつものように返した彼に、横に並んだ友人は鋭く気づいて「もう妻じゃなくないでしょ。」といやらしく笑って返した。彼は直ぐさまきまり悪そうに顔を赤くした後、小さくため息をついたので、余計に可笑しくて噴き出して笑ってしまう。そんな様子を新婦は不思議そうに伺っている。
「そうだ二人とも、もう真澄ちゃんに会った?真澄ちゃん、式もまだなのに複雑そうな顔して泣いてたぜー。千秋が結婚するのは嫌だけど、のだめが結婚するのは嬉しいんだろうなー。…しっかしのだめ、キレイだなー!馬子にも衣装っつか、あの変態がねー。」
「ムキー!峰君てば、先輩ですら馬子と豚は言わなかったのに!」
「全くよ!花嫁さんに何てこと言ってんのよ!」
喧噪の中をもう一人の主役がどこか遠く傍観しているところ、友人は満面の笑顔で歩み寄ってからおもむろに、力強く肩を抱いた。
「のだめ!千秋はな、冷たいしオレ様だし音楽バカだしこんな時でも眉間に皺寄ってるけどな!本当はすっげぇ仲間思いで優しいとこあるし、実はのだめより千秋の方がのだめのこと好きだぞ、多分!千秋と一緒なら幸せになれるから大丈夫だぞ、絶対に!親友のオレが言うんだから間違いないぞ!」
得意げに親指を立てて揚々と連射砲を放つだけ放つ。それから「行くぞ、キヨラ!そろそろ真澄ちゃんを慰めないとな!」なんて、こちらの表情を確認する様子も無く騒々しいまま部屋を後にした。呆気にとられたままの彼のもとを、柔らかい四月の風がフワリと吹き込む。開け放たれたドアを閉めながら「誰が親友だ。」と小さく零した。
振り返れば美しい白の眼差しが目映いばかりで、それから否定の言葉なんて続けられるわけがなかった。
「何だか信じられねぇけど、やっぱりずっとお前らはこうなるって信じてたと思うんだよな!おめでとうのだめ!」
「…峰君!!」
純白に包まれた彼女が新郎ではない男性と、それは睦まじく涙ながらにひしと抱き合う様をお互いのパートナーは呆れもせず平然と見やっていた。
「龍、千秋君居るんだからソレくらいにしといたら?」
「おぉ、悪いな千秋。人妻だもんな!」
妻じゃないし、とボソリといつものように返した彼に、横に並んだ友人は鋭く気づいて「もう妻じゃなくないでしょ。」といやらしく笑って返した。彼は直ぐさまきまり悪そうに顔を赤くした後、小さくため息をついたので、余計に可笑しくて噴き出して笑ってしまう。そんな様子を新婦は不思議そうに伺っている。
「そうだ二人とも、もう真澄ちゃんに会った?真澄ちゃん、式もまだなのに複雑そうな顔して泣いてたぜー。千秋が結婚するのは嫌だけど、のだめが結婚するのは嬉しいんだろうなー。…しっかしのだめ、キレイだなー!馬子にも衣装っつか、あの変態がねー。」
「ムキー!峰君てば、先輩ですら馬子と豚は言わなかったのに!」
「全くよ!花嫁さんに何てこと言ってんのよ!」
喧噪の中をもう一人の主役がどこか遠く傍観しているところ、友人は満面の笑顔で歩み寄ってからおもむろに、力強く肩を抱いた。
「のだめ!千秋はな、冷たいしオレ様だし音楽バカだしこんな時でも眉間に皺寄ってるけどな!本当はすっげぇ仲間思いで優しいとこあるし、実はのだめより千秋の方がのだめのこと好きだぞ、多分!千秋と一緒なら幸せになれるから大丈夫だぞ、絶対に!親友のオレが言うんだから間違いないぞ!」
得意げに親指を立てて揚々と連射砲を放つだけ放つ。それから「行くぞ、キヨラ!そろそろ真澄ちゃんを慰めないとな!」なんて、こちらの表情を確認する様子も無く騒々しいまま部屋を後にした。呆気にとられたままの彼のもとを、柔らかい四月の風がフワリと吹き込む。開け放たれたドアを閉めながら「誰が親友だ。」と小さく零した。
振り返れば美しい白の眼差しが目映いばかりで、それから否定の言葉なんて続けられるわけがなかった。
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