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ひかりの旅
全然平気!な時に、意外と堕ちちゃう。
案外朝になってると、解決してるものですよ。 とか思いながらも。

|ひかりの旅

行かないで、お願い どうかおいて行かないで。

目映いばかりの光に、足下からキラキラと吸い込まれて
背中ばかりしか見えない先輩に手を伸ばす。
どうやったって届かない気がして、目の端からハラハラと涙が溢れる。

「…のだめ、」

頬をペタリ、となぞる手と、名前を呼ぶ声。

いつもより、ぐっと眉根に皺を寄せた先輩の顔が視界に入り、
自分は眠っていたのだと、思い出すことが出来た。

頬を伝う涙は夢ではなく、
先輩の鎖骨の下、ギュッとTシャツを握りしめていた。

「どうした?」

左手を頭にそえ、髪を撫でる様にしたまま、
器用に親指の腹で目の端を拭われる。
きっと先輩の右腕は、自分の頭の下だから袖を濡らしてしまっているだろう。

「先輩、」

うん?と、困った様に、笑う顔。

「すごく、キレイで、悲しい夢だった気がします。」

首元に顔を埋めて、大きく息をした。
目を閉じれば、さっき見たキラキラした光が浮かんでくる。

「うん」

体ごと包み込まれて、先輩の声が髪をくぐって直接届く。
前髪を払われて、額に唇を寄せられる。少し長い、随分と心地いい。

先輩、顔を上げてもう一度呼ぶ。
うん? トロンとした声と、小さく笑った顔。
頭を撫ぜられ、目蓋に先輩がキスをくれる。

目蓋の裏、キラキラした光の中で、
先輩は、振り向いてさっきと同じ様に小さく笑ってくれている。

堪らなくなるばかりで、
どうしたって、好きで仕方ないんです。

うまく口にできなくて、やっぱり少し涙が出た。


いつもより、ギュッと強く、抱き合って眠った。








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こちらは、の/だ/め/カン/ター/ビレを扱う二次創作のブログです。もちろん原作、出版社等いっさい関係ありません。

のだ/めだったり、それ以外だったり気の向くままです。気の向くまま描いたり書いたりです。
よろしくお願いします。
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