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センチメンタル・チケット
大学時代の同じ台詞から。短いの一つ。
|センチメンタル・チケット
遠距離恋愛、という程ではないが、彼が長期ツアーで長く家を空けることなどもある。寂しくって死んじゃう、なんて冗談めかして周りに零して笑い合ってそこは終わるが、ふとした時にそれは本当の感情だと気づいて、帰り道に一人、少し泣きそうになる。灯りの点いていない窓を見上げアパルトマンの門をくぐる。郵便受けを覗けば、一通の封筒。見慣れた文字が宛名を綴っていて、足早に階段を駆けて部屋のドアを開ける。同時に携帯電話のコールボタン。
「届いた?」
「ハイ!」
握りしめた封筒には、彼の公演のチケット。
「彼女席ですか?」
「バーカ。」
電話の向こう、「そうだよ。」と付け加えた彼の声が余りに優しかったので、引っ込んでいた涙がまた滲んで。気づかれない様にと笑ってみせた。
遠距離恋愛、という程ではないが、彼が長期ツアーで長く家を空けることなどもある。寂しくって死んじゃう、なんて冗談めかして周りに零して笑い合ってそこは終わるが、ふとした時にそれは本当の感情だと気づいて、帰り道に一人、少し泣きそうになる。灯りの点いていない窓を見上げアパルトマンの門をくぐる。郵便受けを覗けば、一通の封筒。見慣れた文字が宛名を綴っていて、足早に階段を駆けて部屋のドアを開ける。同時に携帯電話のコールボタン。
「届いた?」
「ハイ!」
握りしめた封筒には、彼の公演のチケット。
「彼女席ですか?」
「バーカ。」
電話の向こう、「そうだよ。」と付け加えた彼の声が余りに優しかったので、引っ込んでいた涙がまた滲んで。気づかれない様にと笑ってみせた。
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