|wait for me?
「先輩は待てます?」
「え?」
「のだめと離ればなれ。一年、二年。」
「えーと、、」
戸惑う彼の顔は、ベッドサイドの小さな明かりにぼんやりと照らされているもので。その彼の下に組敷かれた彼女は、切なそうなくせに、少し余裕の表情を見せている。絡めた手に力がこもる。
「今の状況で、それ聞くか?」
ふふ、と得意げに笑う彼女に、不服そうに「今は無理。」そう言ってから目を見れば、大きな瞳に映り込んだ自分。目の端は潤んで明かりが反射している。あぁ、でも。やっぱり。次第に眉根を寄せて切なそうな表情を増す彼女を前に、ずっと無理かも。そう思って、殊更強く抱きしめた。

PR