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sleeping order
三月…。早…。
皆様にも良い春になりますよう!
以下の話は春話という訳ではないのですが…
(いつものアレな展開な話…)
皆様にも良い春になりますよう!
以下の話は春話という訳ではないのですが…
(いつものアレな展開な話…)
|眠れる秩序
扉をあければ彼はベッドの上で、胸には楽譜、傍らには鉛筆が転がっている。普段より音を立てない様に扉を閉め、同時に部屋の時計を見れば四時過ぎ、まだ日も高い。「疲れてたんですかねぇ、」小さく呟いてリビングへと抜ける。珈琲サーバーに残っていたものをカップに移してソファへ。クッションと楽譜を抱えて珈琲をすすりながらテーブルを見れば、彼の飲みかけのカップと吸い殻の溜まった灰皿。それを少し気にしながらも譜読みを続けた。
暫く経った頃、カップの珈琲もちょうど飲み終えると、ベッドルームからコトリ、と物音。楽譜を閉じてテーブルに置いてからベッドルームを覗き込む。音の正体は寝返りを打ったか、彼の振動でベッドから転がり落ちた鉛筆だった。横向きに体制を変えている彼の胸元から、潰されそうになっている楽譜を助けようと、そぉっと楽譜を抜き出して。ブランケットをかけようと手を伸ばした時、くぐもった声と一緒にゆっくりと彼の目が開いた。
「起こしちゃいました?」
「…ん。平気。」
「おかえり。」と小さく続けて体を起こした。頭をがしがしと掻きながらシャツのボタンをもう一つ緩める。部屋を見渡す様に首を回して、時計を見てから、伸びを一つ。
「どれくらい、寝てたんですか?」
「二時間くらい? …結構スッキリしたかも。」
そう言いながらもう一度両腕を天井へ向けて大きく伸びをして、そのまま、ぼすりとベッドへと倒れ込んだ。その様子に彼女は少し笑ってから、「もうちょっと、寝ます?」と声をかけた。
「うーん。」目を閉じたまま、のどの奥で返事をしながら片腕を上げて彼女の腕を探した。探し当てた彼女の右腕をひけば、彼女はベッドに腰掛けてから体を折り、そのまま彼の胸元にくたりと頭を寄せる。彼女の髪を梳いたり、ぼんやりと外の音を聞きながら、お互いの曲の話をポツリポツリと交わす。
彼女はというと、体半分を預けていたが既に彼の上に全体で重なっていて、彼の心臓に耳をぴたりとつけるようにしていた。今度は彼女の方が眠たげな目をしている。
「のだめ?」
「…ハイ?」
「眠い?」
「…少し。」
目蓋をゆっくりと下ろしながら言った彼女は、十秒も経たない内に目を開けた。それから、赤らめた顔で肘をついて上半身を起こした。
「あの、先輩…?」
「うん?」
「…随分やる気ですね?疲れてたんじゃぁ?」
彼女のスカートの裾から侵入された彼の手によって脚は随分と露にされている。
「この体勢で?」
至って無表情、平然と言ってのけてから小さく片眉をあげて不適に笑う。
「何を今さら。」
彼の表情が次いで確認出来なかったのは、頭から抱え込まれてキスをされて彼女は目を閉じるしかなかったからだ。
扉をあければ彼はベッドの上で、胸には楽譜、傍らには鉛筆が転がっている。普段より音を立てない様に扉を閉め、同時に部屋の時計を見れば四時過ぎ、まだ日も高い。「疲れてたんですかねぇ、」小さく呟いてリビングへと抜ける。珈琲サーバーに残っていたものをカップに移してソファへ。クッションと楽譜を抱えて珈琲をすすりながらテーブルを見れば、彼の飲みかけのカップと吸い殻の溜まった灰皿。それを少し気にしながらも譜読みを続けた。
暫く経った頃、カップの珈琲もちょうど飲み終えると、ベッドルームからコトリ、と物音。楽譜を閉じてテーブルに置いてからベッドルームを覗き込む。音の正体は寝返りを打ったか、彼の振動でベッドから転がり落ちた鉛筆だった。横向きに体制を変えている彼の胸元から、潰されそうになっている楽譜を助けようと、そぉっと楽譜を抜き出して。ブランケットをかけようと手を伸ばした時、くぐもった声と一緒にゆっくりと彼の目が開いた。
「起こしちゃいました?」
「…ん。平気。」
「おかえり。」と小さく続けて体を起こした。頭をがしがしと掻きながらシャツのボタンをもう一つ緩める。部屋を見渡す様に首を回して、時計を見てから、伸びを一つ。
「どれくらい、寝てたんですか?」
「二時間くらい? …結構スッキリしたかも。」
そう言いながらもう一度両腕を天井へ向けて大きく伸びをして、そのまま、ぼすりとベッドへと倒れ込んだ。その様子に彼女は少し笑ってから、「もうちょっと、寝ます?」と声をかけた。
「うーん。」目を閉じたまま、のどの奥で返事をしながら片腕を上げて彼女の腕を探した。探し当てた彼女の右腕をひけば、彼女はベッドに腰掛けてから体を折り、そのまま彼の胸元にくたりと頭を寄せる。彼女の髪を梳いたり、ぼんやりと外の音を聞きながら、お互いの曲の話をポツリポツリと交わす。
彼女はというと、体半分を預けていたが既に彼の上に全体で重なっていて、彼の心臓に耳をぴたりとつけるようにしていた。今度は彼女の方が眠たげな目をしている。
「のだめ?」
「…ハイ?」
「眠い?」
「…少し。」
目蓋をゆっくりと下ろしながら言った彼女は、十秒も経たない内に目を開けた。それから、赤らめた顔で肘をついて上半身を起こした。
「あの、先輩…?」
「うん?」
「…随分やる気ですね?疲れてたんじゃぁ?」
彼女のスカートの裾から侵入された彼の手によって脚は随分と露にされている。
「この体勢で?」
至って無表情、平然と言ってのけてから小さく片眉をあげて不適に笑う。
「何を今さら。」
彼の表情が次いで確認出来なかったのは、頭から抱え込まれてキスをされて彼女は目を閉じるしかなかったからだ。
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