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グッド・アフタヌーン・スタディ
先日、toichi様より素敵な絵を頂きました。
それに感化され書いたものです。短いものですが。
というか、私の話なんて勿体ないほどの絵です。
コチラ。もう、二人が可愛すぎて…!!

以下、私の拙い小話ですが、、、
この素敵な絵に添えさせて頂きます。

|グッド・アフタヌーン・スタディ

「先輩、のだめは今、勉強中ですよ?」
「うん。偉いよなぁ。日曜だってのに。」
珍しい、偉い偉い。続けながら手にしていたカップを床に下ろして彼女の肩に顎を乗せる形で言った。楽譜を抱えている彼女を、ちょうど後ろから抱える様に座り込んだ姿勢。

「えぇーと。先輩?」
「ほら、お前。ここの転調注意しろよ。」
「先輩?」
楽譜を指して、最もらしいことを言ってみせているが、勉強というには余りに近い。彼女の戸惑いも気にせず耳元で指導する言葉。全く届く訳がないのは、彼には計算ずくなようで、
「なんだよ、人が折角見てやってるのに。」
意地悪く笑って見せてそう言うと、彼女の頬が赤く染まる。それから彼女は悔しそうに、ありがとうございます、と言ってみせて。意地でも、と勉強する姿勢を続けようと試みるのだが、彼の手がそれを阻む。
「もう!勉強できないじゃないですか!」
「構わず続けろよ。ほら。」
言ってはいるが、さっきまで楽譜を辿っていた彼の手はしっかりと彼女の腰に回されている。赤い頬を膨らませて、むきになって楽譜から目をそらさない彼女を横からジッと眺めて。小さく息を吐いてから天井に視線をうつす。天井は午後の光を受けて自然光できれいに白い。ラグの上に座り込んだ二人に、窓からは柔らかな陽が入り込む。
「こんな天気のいい日曜の午後に。お前が勉強なんて。
 ホント、感心するよ。偉いよなぁ。」
ゆっくりと呼吸をしながらそう言う彼の方を向けば、数センチの距離で目が合って。窓の外からは、子供や行き交う人と朗らかな街の音。彼女は、戸惑っていた表情から、ゆっくりと口の端をあげる。

「先輩、のだめに構ってほしかったんですね?」
「別に。いいから続けろよ。勉強。」
真意を汲まれた彼は言葉とは逆に、ニコリと笑った彼女に頬を寄せる。楽譜の上で音符を追っていた指が絡めとられ、漸く観念して楽譜を閉じた様子に、彼は満足そうに笑ってみせた。




toichi様のラブコール、幸せ過ぎて死ぬかと思いました。
私だけ独り占めなんて勿体ない!と掲載許可を頂き
テキスト添えてアップさせて貰いました。
本当に、、ありがとうございました…!

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こちらは、の/だ/め/カン/ター/ビレを扱う二次創作のブログです。もちろん原作、出版社等いっさい関係ありません。

のだ/めだったり、それ以外だったり気の向くままです。気の向くまま描いたり書いたりです。
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